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  1. 九州情報大学研究論集
  1. 九州情報大学研究論集
  2. 第12巻

ヴェーバー社会科学の方法(3) -「社会科学的および社会政策的認識の『客観性』」の考察-

https://kiis.repo.nii.ac.jp/records/285
https://kiis.repo.nii.ac.jp/records/285
e56003db-0b79-43a6-9077-ed6ce7242ce4
名前 / ファイル ライセンス アクション
ヴェーバー社会科学の方法(3)-「社会科学的および社会政策的認識の ヴェーバー社会科学の方法(3)-「社会科学的および社会政策的認識の 『客観性』」 の考察-.pdf (224 KB)
Item type [ELS]紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2010-03-01
タイトル
タイトル ヴェーバー社会科学の方法(3) -「社会科学的および社会政策的認識の『客観性』」の考察-
言語 ja
タイトル
タイトル Weber's Method of Cultural Sciences, especially of Economics(3)
言語 en
著者 笠原, 俊彦

× 笠原, 俊彦

WEKO 447
CiNii ID 9000350584896

ja 笠原, 俊彦

ja-Kana カサハラ, トシヒコ

en Kasahara, Toshihiko


Search repository
アクセス権
アクセス権 open access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_abf2
内容記述
内容記述タイプ Other
内容記述 まえがき
本誌の「執筆要領」における一論文当たりの字数制限が緩和され、わたくしは、(3)、(4) の二論文として予定していた論文を一つにし、(3) として投稿することができた。この論文は、本来、前年度に、論文(1)、(2) とともに一つの論文として掲載されるべく書かれたものである。これらを続けて読まれれば、読者は、この論文の内容をより良く理解されるであろう。
言語 ja
内容記述
内容記述タイプ TableOfContents
内容記述 第1章社会科学の方法に関する二つの疑問
1 科学的研究と政治的「傾向」
2 科学における実践批判と認識の客観性

第2章価値判断と科学的認識
1 経済学の出発と実践的「技術」
2 二つの自然法則における「存在」と「存在当為」との一致
3 歴史的相対主義、倫理的進化主義と経験的基礎をもつ「倫理的」科学
4 経験科学における価値判断への対応
5 理想と価値判断との科学的批判
(1) 所与の目的に対する手段の適合性の批判
(2) 手段の適合性の確認にもとづく目的の実践的意味の批判
(3) 随伴的結果の確認にもとづく意図的行為の批判
(4) 価値とこの基礎としての理念との確認
(5) 価値と理念との内的無矛盾性の批判
(以上、『九州情報大学研究論集』第11巻、2009年3月)
6 価値判断と科学的認識
(1) 実践的行動の解明と指示
(2) 科学的認識への世界観の作用
(3) 世界観と個人の尊厳
(4) 科学的研究における価値の伏在
(5) 理想からの演繹体系としての科学の誤謬
(6) 折衷主義の誤謬
(7) 価値判断と科学的認識科学者の責任
7 科学的研究における価値の明示
(1) 科学的研究と価値の明示
(2) 価値の明示における思惟と意欲
8 科学的議論に対する解放性と自由性
(1) 科学的議論に対する解放性と自由性
(2) 「性格」、そして「性格」の「傾向」への転化の危険性
言語 ja
内容記述
内容記述タイプ Abstract
内容記述 ヴェーバーは、実践的行動を解明することとそれを指示することとを区別し、科学がなしうるものは前者のみであることを明らかにする。科学は、行為者に、かれがなそうとしているもの、なしうるものは何か、を示すことはできるが、かれが何をなすべきかを示すことはできない。後者は、行為者自身が自らの理想ないし価値にもとづいて決断するべきことである。
もっとも、理想ないし価値は、科学的認識に対して、第一に、その問題設定に、第二に、事実認識とこの重要性の評価とに作用する。第一の作用は、人間の社会的行動の一つとしての科学的研究の特質であり、ここにおける理想は、科学者に独自の人格とその尊厳とを与え、研究を推進させうる。これに対し、第二の作用は、認識の客観性を阻害しうる。だが、多くの科学者は、このことに必ずしも気づかず、それどころか、特定の理想を実現するための規範の、そしてまた、さまざまな理想の折衷による規範の、体系の形成を、科学的「客観性」の名において意図しさえする。
これに対して、ヴェーバーは、「事実の真理を見ようとする科学的義務」と「自らの理想を擁護しようとする実践的義務」とを明確に区別すること、そしてこの二つをともに果すこと、このことを一人の人間としての科学者の義務として理解する。
科学における問題設定は科学者の理想ないし価値にもとづかざるをえず、しかもまた、自らの理想ないし価値の解明は研究の対象としての理想ないし価値の解明において有用でもある。そのため、科学者は、自らの理想ないし価値を隠すのではなく、逆に、これを解明して、自らおよび読者に明示しなければならない。ヴェーバーは、これを、科学的公正の第一の基本的命令として理解する。さらに、自らの価値の解明と明示とをなすとき、科学者は、自らが、どこまでを科学者として語り、どこから意欲する人間として語るかを自覚するとともに、どこまでを読者の知性に訴え、どこからその情緒または倫理に訴えるかを明示しなければならない。ヴェーバーは、これを、科学的公正の第二の基本的命令として理解する。
以上の論述を前提として、ヴェーバーは、かれの雑誌が科学的議論の場であり、このことを理解する限りで、それはあらゆる理想ないし価値を有する人びとに開放されており、しかもそこでは、自由で厳しい科学的議論が許されていること、このことが意図されてきていることを明らかにする。だが、それは、特定の理想を宣伝するための場でも、これを実現するための場でもない。このような場は、他の機関誌によって与えられているのである。
しかしながら、ヴェーバーの雑誌には、実際には、特定の理想を宣伝し実現しようとするある人びとによって自らの理想が害されると考え、しかも自らの利害を主張する場を他に有しない人びとが多く集まることになり、このことによって、そこには、特定の「傾向」ではないにせよ、ある「性格」が現れることとなっている。ヴェーバーによれば、これは、避け難い結果であり、かれの雑誌の今後の「性格」は、この雑誌への寄稿者の特性とこの雑誌においてとりあげられる諸問題の如何によって決まることにならざるをえない。
言語 ja
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
収録物識別子
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AA11371994
収録物識別子
収録物識別子タイプ PISSN
収録物識別子 13492780
書誌情報 ja : 九州情報大学研究論集
en : Bulletin Kyushu Institute of Information Sciences

巻 12, p. 33-58, ページ数 26, 発行日 2010-03-31
出版者
言語 ja
値 九州情報大学
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Ver.1 2023-05-15 09:55:33.009970
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